
梅雨が続いて、なかなか星空に出会えない日が続いています。
プラネタリウムもすばらしいのですが、やはり本物の星空に出会えないのは寂しいものです。。。
さて、先日恒例の望遠鏡のメンテナンス&鏡面清掃を行いました。
このためにK’sの小林さんがはるばる兵庫県からいらっしゃいました。
小林さんは当館の望遠鏡の生みの親にして、日本中の大望遠鏡を手がけてきた生粋の技術者!
日本が誇る技術者のお一人です。

ルナ天文台は阿蘇山の近くにあるので、時折火山灰が降ってきます。
ここ10年ほどは阿蘇山も落ち着いていますので、降灰量自体は大したことはありません。
しかし数ヶ月もたてば、あらゆるところにうっすらと灰が降り積もってしまいます。
これはドームの中にある望遠鏡も例外ではありません。
まずはせっせと望遠鏡の筐体を拭き上げます。
灰を取り除き、望遠鏡本来の姿へと戻します。
そして九州一の天体望望遠鏡の心臓部、82cm主鏡、凸面鏡を磨きあげます。
磨きあげると言っても、精密な鏡を実際に手で触れることはできません。
特殊な薬品を使い、汚れを落としていきます。
3日間かけ、望遠鏡をリフレッシュ!
15年間、たくさんのお客様と一緒に夜空を旅してきた相棒。
一層元気になったようで、私たちスタッフも元気いっぱいです。

なかなか梅雨空の下では出番がありませんが、
夏にはきっとすばらしい星空を私たちに見せてくれるでしょう。
アツシ
ルナ天文台で星空散歩
天文台の人気NO.1.土星が良く見えています。
輪の傾きがずいぶんと開いてきて、見やすい今年の土星です。
珍しい白い模様「白斑」も本体に見えています。
場所は、夕方の東の空、おとめ座の白い星スピカのすぐ上にあります。
他の星と違って瞬かないので、良く見ているとその違いが分かるでしょう。



南阿蘇ルナ天文台に設置してある「星座カメラi-can」の透明のアクリルドームにヒビが入っていたので、設置者のJAXAの佐藤さんが来られて修理をされました。
1)まず、アクリルドームを取り外します。
2)ドームなしの星座カメラの姿です(本当にロボットですね・・)。
3)新しい透明アクリルドームを載せて完成です。左のドームは82センチ望遠鏡のドームです。
よみがえった星座カメラで、ぜひ星空を見てみてください。
http://melos.ted.isas.jaxa.jp/i-CAN/jpn/index.html
春3月はあまり大きな天文の話題はないのですが、天体同士が近づいて並んで見えるのが、おもし
ろいですね。
まずは3月1日、明日の早朝、夜明け前に細い月と金星がそろって東の空から昇ってくるのが
見えます。夜空に見える天体の中では、1位と2位の明るさです。美しいながめになりますね。
また、7日の夕方には、今度は木星が月と並んで夕焼けの西空に沈んでいきます。
今年の木星もそろそろ見納めになります。
さらに、3月11日の宵のそらには、プレアデス星団=スバルが、やはり月と並びます。
半月に近い明るい月なので、スバルはちょっと見えにくいかもしれませんが、双眼鏡などで観察
すると、よく見えるでしょう。
春の宵は、まさに値千金(あたいせんきん)です。
「春はあけぼの・・・」と歌った人もいましたね。
夜8時30分を過ぎるころ、ちょうど真南の空にカノープスが見えています。東京や大阪から来られたお客様に、「あちらでは見るのが難しいんですよ」と言いますと、みなさんとても喜んで見ておられます。
そして東の空を見ると、もう春の星座である「かに座」や「しし座」が上ってきています。
星の世界では、一足先にすでに春になっているんですね。
全天第一の明るさを誇る恒星シリウスを初めとして、見事な冬の大三角が夜空に掛かるころ、西日本では全天で第2の明るさのカノープスの姿を見ることが出来るかも知れません。
この星は日本では南の低い空に輝きますので、北の国では見ることができません。
九州・南阿蘇でも、空に昇っているのは、4時間ほど。
山の端にかかりますので実際に良く見えるのは1時間ほどでしょうか・・
明るさは、マイナス0.7等。地平線に近いので、赤っぽく暗く見えます。
位置は、シリウスのちょうど真下になります。
古代中国では、南極老人星や寿星と呼び、長寿をつかさどる神だと言われていますが、それはなかなか見ることができない星だからなんでしょうね。ルナ天文台でチャレンジしてみてください。
明けましておめでとうございます。
年明けから大雪で始まった今年ですが、何か例年にないような天文現象が起きるかもしれませんね。
さて、1月4日夜には「しぶんぎ座流星群」がありますが、新月で月明かりもないので、期待できますね。一時間あたり40個程度の流星が見れるかもしれません。楽しみです。
また、その夜には、うお座で木星とそのすぐ北の天王星が最接近します。木星はマイナス2.3等、天王星は5.9等で、600倍も明るさが違うのですから、肉眼で二つを見分けるのはちょっと難しいかもしれません。小さな望遠鏡では、50倍程度で木星と並んでいる姿が、見えるでしょう。
明け方の空では、明けの明星「金星」がマイナス4.4等というすばらしい明るさで見えていますが、そのすぐ下の低い空には、水星が見えています。こちらも0等級の輝きです。
今年もみなさんと共に、楽しい星見の月日を重ねて行きたいとおもいます。
p.s.
雪が止んで一瞬見えた素晴らしい星空・・・
シリウスとオリオン大星雲を見ることができました。初星見です。
今年は何か良いことがありそうですね。

昨夜の皆既月食は、月の出のころは曇りで全然見えませんでしたね。
全国でも見えたのは北海道などの北日本の一部でした。
皆既が終わった後、熊本市内方面は晴れてきて、欠けた月がたんだん満月へと戻っていく様を観察できました。
阿蘇では残念ながら、霧の中で見えませんでした。
そこで、月食前日に阿蘇高岳(1592メートル)東峰8合目付近から見た月の出をご紹介しましょう。
右手に見えるのは根子岳(1408メートル)です。
山に比べると、月が小さく見えますね。
ここ数日は阿蘇も暖かく、山頂付近に積もっていた雪も前日の雨で流されてしまいました。

日本が打ち上げた初の金星探査機「あかつき」は、減速に失敗して金星の周回軌道に入れませんでしたね。
たいへん残念です。
「はやぶさ」で盛り上がっていただけに、注目していた方も多かったのではないでしょうか。
しかし、まだ挽回のチャンスがありますね。
「はやぶさ」のように、任務を完了してくれる事を期待しましょう。
写真は午前中の青空の中に見える金星を、望遠鏡でのぞいてデジカメで撮影したものです。まるで月のよう欠けているのがわかります。
久しぶりの肉眼彗星となると期待されているハートレー彗星が、ちょうど見ごろ
を迎えます。
これは、1986年に発見された彗星で、6年半の周期で太陽の周りを回ってい
るもので、今年は太陽にも地球にも近づいて、条件が良いのです。
10月8日前後からが、見やすいでしょう。
カシオペヤ座からペルセウス座にかけて毎日移動していきます。
明るい彗星になる事を期待したいですね。
望遠鏡よりも、双眼鏡で見た方が分かりやすいです。
天文台では、大型の天体双眼鏡を使って観察します。
☆天文現象カレンダー☆
http://www.via.co.jp/luna/calendar.html
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