ルナ天文台で星空散歩

東北・関東大震災では、各地の天文台も被害を受けています。
まだ混乱の続く中で全容がつかめていませんが、例えば福島県の「星の村天文台」では、口径65センチの大きな望遠鏡が倒壊しました。
幸い、人の被害はなかったようですが、関係者には大きな衝撃を与えました。

大自然の驚異の前では、人間は本当に小さな者でしかありません。
しかし、懸命に生きている人は、美しい星空を見上げて生きる勇気をもらう事があります。

今夜も、南阿蘇では美しい月を見ることができました。
昨日、結婚式を挙げられたばかりのお二人と、誓いの星シリウスを見ることもできました。

つらい時、悲しい時にも、またうれしい時、楽しい時にも、星たちは私たちの頭上で輝いて、生きる勇気を与えてくれます。

こんな事態ですが、こんな時だからこそ、星を見ながら、改めて生きている事のありがたさ、生きていくことの大切さを思います。

 

本日午後、東北地方を中心に未曾有の大地震が起こり、大津波で多くの家や車が流されたり、多数の方が行方不明になったりして、本当に大変な事になっています。被害に遭われた方や関係の方には、心からお見舞いを申し上げます。
また、まだ状況が分かりませんが、各地の天文台の施設にも大きな被害が出ているおそれがあります。本当に心配です。無事を祈るばかりです。

 

DSC00363-2

DSC00424-2

DSC00416-2

1昨日から2日間、望遠鏡のメンテナンスを行いました。
大きい望遠鏡は、整備も大変です。

まずは、汚れた反射鏡をきれいに洗浄します。
この一年間にたまったホコリなどを洗い流して、ピカピカにします。

そして、機械部分などの点検です。
ギアやモーターなどが正常に動いているか、じっくり確かめます。

そして今夜、星を見てみると、ずいぶんと明るく、すっきりと輝いて見えました。
これで、また夏は星がきれいに見えることでしょう。

 

2009年もあと1時間あまりとなりました。

天文台では、この冬一番の寒風にさらされながら、素晴らしく澄んだ空気の中で、美しい月とシリウス、そしてオリオン大星雲の中のトラペジウムなどを観察しました。

そして、迎える新年2010年は、元旦から部分月食です。

食の始まりは3時51分、そして4時13分に一番欠けます。
今回は一割ほどが欠けるだけですが、一年の始まりにふさわしい素晴らしい天文イベントです。

もし、朝早く起きられたり、初もうでの帰りにでも、ぜひ見てみて下さいね。